最終更新日:平成26年6月10日 

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東大寺領横江荘荘家跡
 荘家跡                     上荒屋遺跡      

国指定史跡 昭和47年3月14日指定
        平成18年7月18日追加指定

東大寺領横江荘遺跡荘家跡・上荒屋遺跡
 奈良・平安時代
 白山市横江町1726−21(白山市管理)
 金沢市上荒屋7丁目73ほか(金沢市管理)
 指定面積 10,669.23平方メートル


 手取川が形成した扇状地の末端に位置する。昭和45年(1970)の鉄工団地造成工事に伴う調査で、2×6間の母屋の南側に庇を設けた主屋を中心とする6棟の掘立柱建物が検出され、また、「三宅」と墨書された須恵器の杯身が出土するに至って、東大寺領横江荘荘家跡と推定されるようになった。
 横江荘は、8世紀末に桓武天皇の皇女朝原内親王に与えられた荘園であり、弘仁8年(817)の朝原内親王の死去に伴って、翌年、母親の酒人内親王から東大寺に施入された。文献にあらわれた初期荘園の荘家を具体的に知ることができる、きわめて重要な遺跡である。出土土器の年代から、東大寺に寄進される以前の、朝原内親王家領であった時期の荘家に相当する可能性も考えられている。
 昭和60年「石川県の文化財」より


 東大寺領横江荘遺跡上荒屋遺跡は、金沢市西部、安原川流域の沖積平野の微高地上に立地する、縄文時代から中世までの遺跡である。 昭和62年(1987)から平成3年(1991)までの5次にわたる金沢市の調査によって、奈良時代から平安時代前期には、荘園であったことが明らかとなり、出土した墨書土器等から、小規模な墾田開発による初期段階から、王臣家及び東大寺が経営する大規模荘園に至る変遷を、考古学的に確認できる全国でも貴重な荘園遺跡であることから、平成18年(2006)に追加指定されている。 
 (石川県HPより転載)

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