最終更新日:平成17年3月31日

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末松廃寺跡

国指定史跡 昭和14年9月7日指定

末松廃寺跡
 奈良時代
 石川郡野々市町末松(野々市町管理)
 指定面積 2万1235.5平方メートル


 白山に源を発する手取川の、扇状地に造営された寺院跡。昭和42年(1967)から43年(1968)にかけて、国の文化財保護委員会の指導により発掘調査が行われた。1辺が13mの基壇の上に、1辺が10.8mの塔建物があったと推定される塔跡と、その西側に東西20m×南北18mと推定される金堂跡基壇が検出されているが、講堂跡や門の跡は、未確認である。寺域は、東西が80mの規模を持つことが確認されているが、南北の規模は不明である。これらの建造物群が廃絶したのち、平安時代後期になって再建されたことが、金堂跡基壇の上の石敷きや掘立柱建物群から推定されている。主な出土品には、単弁系蓮華文軒丸瓦を初めとする多量の瓦や銀銭和銅開珎などがある。
 末松廃寺を建立したのは、古墳時代後期には既に北加賀地方を支配していた道君の一族とも考えられている。
 昭和60年「石川県の文化財」より

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