最終更新日:平成17年3月31日 

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真脇遺跡

国指定史跡 平成元年1月9日指定

真脇遺跡
 鳳至郡能登町字真脇(能登町管理)


 真脇遺跡は、能登半島の富山湾に面した入江の沖積低地に立地する縄文前期初頭から晩期末までの約4,000年間にわたって営まれた縄文時代では唯一ともいうべき長期定住集落遺跡で、約38,000uの規模をもつ。
 昭和57年から4ケ年度にわたって実施された発掘調査で、各時期ごとに整然と堆積した生活層・遺物包含層より多数の違溝とともに膨大な遺物が出土した。特に前期後葉から中期前葉にわたる包含層より出土した多量のイルカの骨などの動物遺体や彫刻柱・編物・縄類などの植物遺物の豊富さは、全国でも比類のないものであり、後期の土星仮面、晩期の巨大木柱根などとともにこの遺跡の得がたい重要性を特徴づけるものである。また、出土土器は、北陸の土器形式をすべて網羅するのみならず、多数の他地域の土器をも含み、縄文土器研究に大きな成果をもたらした。
 このように、真脇遺跡は、質・量ともに極めて優れた遺溝・遺物を良好に遺存する長期定住集落遺跡であり、縄文文化を研究する上で欠くことができない貴重な遺跡である。

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