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国指定史跡 昭和7年4月19日指定
狐山古墳
古墳時代中期
加賀市二子塚町(加賀市管理)
指定面積 2500平方メートル
二子塚町の北方200mの水田中にある5世紀半(古墳時代中期)の前方後円墳。前方部を西に向け作られており、全長54m、後円部径29m、前方部25mを測る。周囲には幅10m前後の濠が確認されている。
昭和7年(1932)、土取り工事によって、後円部から凝灰岩の切り石を組み合わせた箱式石棺が発見された。棺内からは壮年男子の遺骨とともに、江沼の地に君臨した王者にふさわしい鏡や装身具(銀製帯金具・金銅製丸玉・勾玉・管玉・小玉)をはじめ、武器・武具(甲冑・直刀・剣・矛・鏃)などおびただしい量の副葬品が出土した。また、昭和48年(1973)から49年(1974)にかけ石川県や加賀市が実施した発掘調査では、周濠内より人物埴輪や円筒埴輪などを検出し、同古墳を取り巻くように分布する36基以上の古墳が確認されている。
露出した箱式石棺はさや堂でおおい、副葬品は併設された保存庫に収納されている。
昭和60年「石川県の文化財」より |
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