いしかわの史跡 最終更新日:平成16年3月31日
いしかわの史跡 トップページ 協議会紹介加盟市町の取り組み 役員名簿石川県史跡地図 活動報告石川県史跡一覧 文化財愛護普及活動リンク
HOME > 史跡一覧.地図 > 法皇山横穴古墳


法皇山横穴古墳
国指定史跡 昭和4年12月17日指定

法皇山横穴古墳
 古墳時代後期〜末期
 加賀市勅使町(加賀市管理)
 指定面積 1万3199.56平方メートル


 勅使町の南、通称「法皇山」と呼ばれる比高40mばかりの凝灰岩質の丘陵にある。横穴はその山腹を取り巻くように穿たれ、79基が確認されている。横穴は長い長方形の玄室の前に、横長の前室を設け、玄室断面形は家屋の内部をおもわせる屋根形をとった壮大で、精巧なものが多い。副葬品には刀・鏃・金環・ガラス小玉・須恵器・土師器等がある。
 これらの横穴は6世紀後半から7世紀末頃(古墳時代後期〜末期)にかけ築造されたもので、6世紀以降急速に成長してきた有力家族層が、江沼地域を拠点とする国造勢力に組み込まれ、政治的統合を深めた証として形成されたものであろう。
 現在、史跡公園として整備され、出土品は隣接する収蔵庫に展示されている。
 昭和60年「石川県の文化財」より
石川県史跡整備市町協議会
inserted by FC2 system